友情

ボカロ

友情

平松愛理


嫌そうな顔 君にして見せたけれど
本当はそうでもなかったんだよ
君の荷物が私の部屋に増えて
友達の約束ない夜にくること

君とはなしていると 普段を忘れて
ここが別の空間になるみたい
冷蔵庫 開け おぼえのないもの見ると
私は独りじゃない気分になる

恋愛じゃなくても 癒せるんだね
人ってやっぱりすごいんだね
君が彼氏じゃなくて本当によかった
だって終わることがないんだもの

不便だから合い鍵つくろうかなって
そんなこと思いはじめてた頃
君の荷物とここ来る夜が減って
そうしてとうとう君は恋を見つけた

誰もこなくなると 部屋は散らかるね
炒飯はフライパンがお皿になった
冷蔵庫には期限切れのままのもの
私は前よりもっと独りになった

さよならと明るく見送ってる
助手席に彼女を乗せた車
ポケットの合い鍵 渡さず良かった
だって誤解されちゃ 困るもの

恋は人の心全部さらっていくね
友情はあとまわし
だって君は来やしない・・・
来やしない・・・・・

彼女との生活慣れることに
君は忙しいだけ 変わってないよね
もし遊びにくるなら ちょっと電話して
空の冷蔵庫を一杯にしとく

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