哀しみは風に吹かれて

平松愛理

明日はきっとくるから
今夜はもう眠りましょう
今日は泣くだけ泣いて
自分に負けてあげよう
風に吹かれて

いつだってどこだって隣の芝生は青い
他人（ひと）と比べるからこうなるって分かってるのに
どんなに哀しくても人前つくろいながら
強がりも自分の一部って愛せたらいいな

ちゃんと一度しゃがまないと
いつかジャンプできない
低い視線からだけ見える
出来事はきっと未来の私に
必要なもの

明日はやってくるから
ここらでひと休みしよう
今日を頑張るよりも
過去を捨てる勇気もてば
運命はきっとついてくる
時に流れて

出 掛ける時はいつでも手荷物が多いくせ
変えたいと思ってるうちは変わらないもの
私というカバンには不安がいっぱい詰まってる
どうせなら変われない自分を好きになりたい

どんなつらいトンネルだって
出口は絶対にある
焦らず歩いた分だけ
私の心もっと強くなると
信じてたいよ

明日は何度でもくる
自分を信じていきましょう
今日にしがみつかずに
ダメな日はダメなものよ　こんなものよ
漂うのも勝ち
風に吹かれて