雨の日曜日

ボカロ

雨の日曜日

平松愛理


動き出す窓から 真っすぐ私を見てたから
傘の柄を倒して涙を隠した
バス停の脇で 今年も咲いてる
この白い花だけが眺めてた 恋の結末

二人描く夢が違ってるからと それだけの
綺麗すぎる別れ文句に今さら
雨が降るたびに たまらなくなるの
やっと分かった 夢と幸せは別だったこと

雨の日曜日は素直になりすぎる
次のバスまで予感だけ待ち続けよう
あなたはこの雨に 何映してるの?
思い出とじゃなくて あなたと生きたいの

こ の場所で待ち合わせた日曜日は 雨ばかり
君のだけでいいと傘持たず来たね
ステップ入り口 一段目で待つ
あなたの笑顔へ飛び込むデート 昨日のようよ

未来を話し合う熱っぽい時間 惹かれてた
いつ自分だけ精一杯になった
好きなものなど 同じじゃなくても
認め合える強さが何よりも 大事だったのに

雨の日曜日は心を洗ってく
こんな私を通り過ぎるパラソルの花
あなたはこの雨に 誰と傘さすの?
きっと思い出して ここにいる私を

雨の日曜日はクラクション 甦る
この手離れ小さくなったあなたのバスを
追いかけ空高く 舞ったあの傘は
羽ぬれたたんぽぽ 飛べなかった優しさ
思い出とじゃなくて あなたと生きたいの

ページの先頭へ