ひとりきりの SUNDAY

ボカロ

ひとりきりの SUNDAY

平松愛理


南に向いたこの窓からは
僕の家が見えるからと
あの日あなたと決めたこの部屋
いつからか慣れはじめてた
ひとりきりの SUNDAY

ゆるやかな午後の太陽が差し込む
窓のわくに
そっと手をかけて
さびついた鉄塔のふもと
今日も見おろしている
深いグリーンの屋根を

半年までの SUNDAYS
ここで肩を寄せ合った
FM RADIO が BGM
夜にはワインを開けた

つけっ放しの TVの音が
むなしくて飛んでいきたい
けど結末が同時に見える
くり返した別れのシーン
大嫌いよ SUNDAY

友達も私の前では 誰も彼の噂を
口にしなくなった
元気なの それだけが知りたい
あなたの部屋をかくす
低いマンションが憎い

二人過ごしてきた  SUNDAYS
思い出すことがあったら
あなた選んだ この窓
どこからか振り返って

本当によくケンカもしたし
一緒に沢山 笑ったね
あなたがくれた やさしさを今
この窓から見つめている
ひとりきりの SUNDAY

傷つけあう勇気よりも
そこから逃げる勇気を選んだ

南に向いたこの窓からは
僕の家が見えるからと
あの日あなたと決めたこの部屋
ひとりでもてあます SUNDAY

南に向いた この窓からは
あなたの家が見えるから
毎週ここでながめているの
心から愛していたことを
気づかせるの SUNDAY
思い出すの SUNDAY
ひとりきりの SUNDAY

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