幸せの白いTシャツ

ボカロ

幸せの白いTシャツ

平松愛理


新しい服たたんで引き出し
閉めようとしたら止まった
昔よく着たHanesのTシャツ
後で引っ掛かっている

上京する日このシャツ詰め込んだ
ビニールの安いバックの
においを思い出した
袖を通してみよう
あの頃の私に会えるかな
幸せになりたい 幸せ欲しいと
幸せを捜せることが
ただ嬉しかった日々
そうか。だから信じてこれたんだ・・・ 
心・他人・明日

綿のトンネルくぐったら現在
机のはち植えが見えた
5分だけいた過去が
今日の沈んだ気分を変えた Ru Ru Ru

幸か不幸かそれは要するに
この心次第なんだね
シャツを脱ぎ着するような
簡単な境界線は転がっている

雨の日続くと太陽に焦がれ
乾く夏ひと雨と願う
人はないものねだり
辛いのは幸せの
ちょっとした裏返しなんだね
幸せになりたい 幸せ欲しいと
幸せ捜すより先
不幸を嘆いていた
そうか。だから見失ったんだ・・ 
未来・自分・希望

どんよりした空 真っ赤なコートで
ただ今日は歩いてみよう
たどりつかないことが
本当の幸せの繰り返しかも Ru Ru Ru

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