ビーチサンダル
ボカロ
ビーチサンダル
平松愛理
自分のものは全部持ってってといったのに
玄関のビーチサンダル見つけホッとしてる
あの日山あい抜けて偶然出た海辺で
地図にない島についた冒険者気分だったね
「ずっと普段も履くからと」
あなたが置いたくせに
ついた砂はまだ私払えない
次に海行くときに あなたは思い出すね
サンダルを置いた場所 でも取りにこないでね
あの海の砂を他の誰かといく海岸へ
連れていかないで
あなたの平泳ぎの息つぎが好きだっ
た
子供の頃きっとこんな顔だったろうって
波にのまれたらすぐクロールで泳いできた
やがて波をかわすより先にあなた呼んでた
困ったことが起きると答え自分で出すより
まずあなたに聞くようになってたね
もっと私強くなる きちんと自分を持つ
だからちゃんと愛せてたこの証はここに置いて
毎朝ドア開け出掛けるうちに
「私は私」って胸はって生きたい
一人になって分かった 二人は二人だったのに
たったひとつになろうとしすぎた
次の恋する時のあなたに頼みあるの
サンダルで行った海 彼女には教えないで
あの記憶だけは他の誰かとぬり変えないで
秘密にしてよね