私を忘れて

ボカロ

私を忘れて

平松愛理


やっぱり笑顔では 向き合えないのね
あなた黙ったまま 窓の海見てる
私はあれからずっと 待ち続けたのよ
電話の数が減って 途絶えてからも

あなたは旅立った日
約束したわ
そのうち君を迎えに来るよと

あなたは遅すぎた 私戻れない
あなた知らないほど 時は過ぎたの

岸 線の見える 窓側の場所は
いつも私達の 特等席だった
晴れてる日だけ浮かぶ 島がよく見える
いつか二人きりで 行くはずだった

待ちくたびれたあとで
人を愛した
あなたに似てやさしい人よ

あなたが悪いのよと
言い聞かせながら
いつしかあなたの影は
消えていった・・だからもう・・私を忘れて

煙草の火を消して 何か話してよ
けむり目にしみたら 泣きそうになるから

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