待ってもいいよ

ボカロ

待ってもいいよ

平松愛理


予定のない帰り道 雑踏から空みたら
星があなたより近くにあった
缶コーヒー左手に もつこのくせ 
うつったまま
それが唯一 あなたがいた証拠

路上の駄菓子の 袋が風に
逆らえず 舞うのを見てる

ねえねえ あなたから 
私はいなくなったんだね
だけどまだ私にあなたは ずっといるよ
あと一回ずつなら待ってもいいよ
夏の花火と 春の雷と 秋の北風と 雪

午前零時の渋谷は 空き缶とギターの国
駅降りてそこはアジアのどこか
後姿があなたに 似てる胸を抱いた夜
翌朝私をやめたくなった

あなたを好きで いようとするほど
自分を嫌いになってく

そうね 待つことを 
やめれれば楽になれるのに
ひとりぼっちもこんなにさびしくないはず
あと1回ずつなら待ってもいいよ
夏の祭りと 春の公園と
 秋の夕暮れと 雪

あの大きい手を 握ればどんな
人混みも まっすぐいけた

なんど ぶつかっても
 自分の足で歩きたいよ
これからは好きなことをもっと
 好きになる
でも1回ずつなら待ってもいいよ
夏の夕立と 春の霧雨と
 秋の枯れ葉と 雪

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