部屋Yとカラオケ
わかりやすく説明いたします。
部屋Yとカラオケ
部屋Yとカラオケ
長期にわたるコロナ渦で、すっかりしぼんでしまったカラオケ業界。まあ、声出すことが一番危険だと言われてしまった コロナ渦の昨今でもうブームの再来はほど遠い状態にはなったが、時代が変わったということだろう。だが想い出してほしい。 平松愛理が大ヒットしていた90年代、確かなカラオケブームだった。自分の記憶ベースとなってしまうが、80年代も カラオケは確かにあった。しかしながら、ボックスというよりかはカラオケスナックで、どちらかというと年配者が 演歌を歌う、そんなイメージがあった。しかしながら90年代はがらりとかわった印象。レイアウトは若者向けに 変わり、最新ヒット曲が歌えるようになってくると、一気にカラオケブームに火がついた。そう、若者が行くところに 変化したのだ。想えば、90年代初頭、大学生だった私は、勉強後、友達と遊ぶとなると遊びはカラオケかゲームか だった。まあゲームセンターにもいったが、圧倒的にカラオケだった。二人といって、4時間歌う。これをよくやった。 1時間で10曲から12曲歌えるから、4時間も歌えば、45曲、つまり2人で割っても20曲は歌うなんてことをやっていた。 私個人のことは置いておいて、カラオケのいいところは、まずはストレス発散、カロリー消費、そして、友達に聴いてもらう ではなかっただろうか。そんな中で、「部屋とYシャツと私」は面白い位置にいた。何しろ、歌詞が「毒入りスープで一緒 にいこう」だからである。この歌詞を聴いてもらうことで、周りの反応を楽しむことをあなたはやっていなかったか? この曲、かわいいメロディだけど、恐い曲だよね。と。男女できてたりすると、意味深な空気に包まれるこの曲を 楽しんでいなかったか。ここでも平松愛理さんは恵まれている。普通のカラオケで発散だけでない要素が「部屋Y」には あってそれが反響を呼んだからだ。つまりちゃんとフローが完璧に仕上がっていたのである。USENからレンタルCD屋 そしてCD屋ショップで購入、そしてホラー的な要素で使われる部屋Yカラオケ。この曲が約1年間もの間、チャートに 居続けたのはこの要素が完璧だったからに違いない。今はどうだろうか。このフローが壊れてしまっている、少なくても レンタルCDと聴いてもらう意図でのカラオケ。平松愛理さんは時代にうまく乗れていたことがわかる。 例えば、2020年代に瑛人さんの「香水」が大ヒットしたが、緊急事態宣言時代もかぶっていたため、ヒットの割には カラオケでそこまで歌われていない。まあそれでも瑛人さんにしてみれば、嬉しいヒットだったろうが、カラオケ要素は それほどでもなかったことなる。「部屋Y」は「歌詞」でカラオケも連れてきた状態なのである。さて、皆さんはカラオケで 部屋Y歌ったことありますか?