まめ

まめさんにより平松の曲のレビューです。

BON

平松レビュー(まめさん)

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それなりの明日 ~「fine day」より~

多くのアーティストにメッセージソングはあると思う。 メッセージソングには励ましてくれるフレーズがある。 この曲もそんなメッセージソングの一つである。 ただこの曲が違う点は、甘くない現実を明記していることである。 「なげなきゃ負けは持ち越し 次の最終マッチへと」 諦めなければそれでいい、とは言っていない。その場で負けにはならない、ということである。 チャンスはいくらでもある、とは言っていない。次で決めなきゃいけないよ、ということである。 厳しいようではあるが、ほとんどの場合はこれが現実ではないだろうか。 このようなフレーズを入れながら、でも間違いなくメッセージソングである。 私が知る範囲では、このような曲は他に記憶がない。ありそうでないのである。 メッセージソングを聴くにも、聴くのにふさわしい気持ちが必要。 平松愛理恐るべし、と私は思うのである。 この曲を生で聴いたのは1回だけ。Kobe Meetingのとき。 また生で聴いてみたいと思う。 もっとも、実際に聴いたら速攻で頭の中の線が数本切れそうではあるが。 最後に、私が好きなフレーズを。 「真剣なやさしさには 強さがエネルギー源 それこそ本物の愛」 本当のやさしさ、本当の愛、それが保てるだけの強さ。私には、まだまだ遠い気がします。 でもこのフレーズ、頑張る「女」だけのものではないと思いますよ。


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想い出のOld Number ~「Erhythm」より~

私はあまり洋楽を聴かないほうだと思うが、好きなアーティストはいる。 サイモン&ガーファンクルとカーペンターズである。 詞の始めにカーペンターズの名が出てくることもあってか、特に好きな曲の一つである。 (カラオケで、私にしては良い点が出る曲であることも影響しているかもしれないが) そう言えば、FC限定ライブだったか、スタッフがステージの準備に手間取る間、 愛理さんがカーペンターズの曲をBGM代わりに唄っていたことがある。 さらっと口をついて出てくるくらいだから、かなり好きなんだろうなあ。 詞は過ぎた恋のいくつかの場面に、彼が好きだったカーペンターズの曲があり、 その曲の中に想い出の日々を振り返っている、というものである。 可能であれば、カーペンターズの曲をいくつか聴いてから、改めてこの曲を聴くことをお勧めする。 この詞、この曲に出てくるアーティストは、カーペンターズがふさわしいことがわかって頂けると思う。 つきあっている相手に自分が好きなアーティストの曲を聴かせること、 そして、その逆のこともあると思う。 ただ、この詞のシチュエーションでカーペンターズというのは、切なさが何倍にもなりそうな気がする。 「幸福ならそれでいいとせつなくさせる」 そう思えるまでには、かなりの時間が必要じゃないかな。少なくとも、私の場合は・・・。


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