SPECIAL音楽館

字おこし

平松愛理

SPECIAL音楽館

平松愛理

SPECIAL音楽館

震災から半年ー1995年秋

2013年に島倉千代子さんがお亡くなりになりました。 下記は1995年の秋に放送された、特番ー’震災半年’の番組の一部を文字化しました。 島倉さん追悼の意を込めて。 2014年からは平松さんは、島倉さんの想いものせて活動をしていかれるのでは と思っています。 管理人 BON

スペシャル音楽館-

愛理さん: こんばんは。平松愛理です。今、さわりだけ聴いていただいた曲 阿久悠先生が詞を書いてくださって、私、平松愛理が曲をつけた、 美し都という曲です。この楽曲はたくさんのアーティストの人たちの お気持ちをいただいて、完成を見た曲です。 その中のおひとり、歌手として、そして女性として もっとも尊敬する。この方です。

島倉さん: こんばんは。 島倉千代子でございます。私はコーラスを担当させていただき あのお話をいただいたときんえ、本当に嬉しかったです。

愛理さん: そうですかー

島倉さん: 参加させてもらえただけでよかったなと思ってます。 私、先月行ってきたんですよ、神戸。

愛理さん: そうなんですか?

島倉さん: そしたらその傷跡のすごさにね、もうほんとに心が痛みまして でも皆さん、前向きにね、頑張ってますね。

愛理さん: ですね。1時間宜しくお願いいたします。

----

愛理さん: 私が生まれ育った街、神戸。この美しい港町に 今も屋根を覆うブルーシートが目立っています。 1995年1月17日、生涯忘れえない日。

----

愛理さん: えー今日は、私、平松愛理が生まれ育った街にやってきました。 私の思い出の場所、みてきたんですけどね、 まだいろんなところに爪痕が残っているような気がします。

-----

愛理さん: ここが神戸の中心地、三ノ宮、あたしの青春がすべてつまっている 三ノ宮なんですけども、これは解体になるのかな。 今、一生懸命、新しく作りなおしてますね。 つぶれちゃったビルとかの中で咲いてる、このお花 すごい綺麗だと思うの。

-----

愛理さん: 三ノ宮の駅の北側なんですけど、ちょっとわからなくなっちゃって ますね。あそこ今、阪急と書いてありますが、 あそこは阪急の駅だったんだけどなくなっちゃってるーな。 あそこの駅の入り口のところに映画館が並んでて うちの父と母は、初めてお見合いした日に 映画館の前で待ち合わせしたという、エピソード付の 場所がなくなっちゃったな。 さっきからあそこ見てるとね、すごい人々が活気づいてるのね まあ上京してしまったあたしにとっては、すごく嬉しいけど、 ちょっと、複雑かな。変わってくんだな。

------

愛理さん: なんか、アーケードがないから全然、違う街みたいなんですよね ちょっと信じられないんですけどあそこのビルもないし そう、ここはフラワーロードなんですけど、あそこ、あれ、 去年の12月20日に神戸国際会館でライブしたばっかりの その後なんですけど、あれじゃどこかわからない感じで・・ あの・・アーケードがあったはずのところに 美し都~WE LOVE KOBEって書いてあって、ん~ ほんとね、なんか・・ちょっと、言葉にならないですね。

------

「ときめきよこんにちは」♪島倉千代子

------

愛理さん: 今の歌は、島倉千代子さん作詞、そして、平松愛理、作曲 「ときめきよこんにちは」という曲を歌っていただきました。

島倉さん: 素敵な曲を書いていただいて・・

愛理さん: いや、もう歌っていただきありがとうございます。 島倉さんにとって、神戸の今回の震災というのは、 どういう位置にありますか?

島倉さん: え~実は私はですね、お嫁さんにいきましたときね、 私もいったんです・・。

愛理さん: はははっ

島倉さん: いきましたときに西宮に一応5年住んだんです。

愛理さん: あっ、そうですね。

島倉さん: ですから、やっぱり私の故郷になるんですね。ですからほんとに 私もつからったです。愛理さんも辛かったですね。

愛理さん: ちょうど、美し都の、歌い入れの日からね、 実家の解体がはじまったんですよ。あれはちょっと、 なんともいえない気分でしたね。

-------

愛理さん: 復興って言葉の意味って本当に客観的なものなんだなって 感じました。神戸の人たちは復興の為に生きてるって いうよりも、よりよい現実という毎日が繋がっていく為に ただ無条件に立ち向かっているように私は思えました。 また被災地で生まれ、育ち、被災地出身である私が でも、被災者ではない私が、神戸の街を歩きレポート するのは難しかったです。 神戸の街を歩きながら何度か頭をかかえてしまいそうな 衝動にかられました。 そこには正しい答えなど1つもないからです。 でも神戸の人たちに教わったことがあります。 正しいと思うことを自分が正しいと思える強さです。 感謝してます。そしてもう1つ教えられたことがあります。 一番いいたいことってなかなか話せないということです。 ラーメン屋の屋台で頑張ってる、お兄ちゃんに 本当に頑張ってるから、頑張ってね、と一言、言えませんでした。 あとかたもなくなってしまった、自分の実家を目の前にして 悲しいと一言、言えませんでした。 だからきっと音楽で伝えていこうと思ってるんだと思います。 えー今日はI LOVE KOBEが一人でも多くのWE LOVE KOBE になりますように心を込めて、最後に島倉千代子さんと この曲を皆さんに聴いていただきたいと思います。

美し都~ with 島倉千代子さん♪


ページの先頭へ