精神愛(創作)

精神愛(創作)

シーン1職場

愛理は給湯室でお弁当箱を 洗っている。英雄が近づく

愛理、あ、高付さん

英雄、これ、神戸プリン。 よかったら食べて

愛理、いつもありがとうございます。たまにはお返ししなくちゃ。

英雄、いいんだよ。うちは ものくれるおじさんって、 思ってくれれば。

愛理、神戸プリン、鳩サブレ、明太子せんべい。もう いっぱいもらいっぱなし。

英雄、平等にばらまいているから気にしないでいいんだよ。

愛理、いつもありがとうございます。

英雄、それはお餞別ということで。

愛理、お、せんべつ?

英雄、僕、今月末でやめるんだ。ここ。

愛理、えっ、ええー。辞めるんですか?ショック。

英雄、昔から憧れてた、映像クリエイターの仕事誘われてね。

愛理、そうなんですね。

英雄、こんな時代に誘いが きたから、飛び込んでみようと思って。

愛理、そう、なんだ。おめでとう

英雄、そんなに残念そうな 顔しないでよ

愛理、ま、まあ。

英雄、決めた

愛理、え?

英雄、過去の経験から答えはわかっているけど、すつきりしたいから云う

愛理、なっなに?

英雄、この職場にきて、愛理さんにあってからずっと 好きでした。付き合いたいけど、たぶん無理なんだろうなと思いつつ。 いつもなら、いわないけど、ここさるからいってみた

愛理、ご、ごめんなさい

英雄、いいよ。すっきりしたかっただけだから

愛理、あの、英雄さん

英雄、ああ、もう忘れて

愛理、英雄さん、あたしも いってみようと思う。英雄さんなら話していいと思った

英雄、ん?

愛理、今まで、3回、告白されたことあります。その たびにごめんなさいしてきました。その理由を云おう と思うの

英雄、ん。

愛理、あたしはHが苦手なの

英雄、え?

愛理、苦手というか、そう いうこと嫌いなの

英雄、うん。

愛理、好きになるってけとは私とHしたいんでしょ。 あたしは、それが叶えられないから、お断りしてるんです。

英雄、ぶっちゃけてくれて ありがとう。イメージどおりの人だったよ

愛理、だからごめんなさい

英雄、謝ることないよ

愛理、こんなこと話すのはじめて。英雄さんがほんとは好きなのかもな

英雄、じゃ、その勇気をたたえて、こんな話しようかな

愛理、はい?

英雄、確かに、男はえっち な生き物だよ。確かにそればっかりの人もいる。けど 例えば、夫婦ってそれだけじゃない。僕は37歳で、周りに結婚した人もいるけど、 5年以上、レスの人もいるよ。片手の回数しかして ない人もいる

愛理、英雄さん。。

英雄、僕自身は、精神的に愛し合える女性と一緒になりたいと思ってる。肉体的じゃなくて。

愛理、英雄さん。。

英雄、僕はそういう空気間もってる女性好きになっちゃうんだ。

愛理、あ、あの、私。。で、でも、あたしの好きな 芸能人とかも。不倫とかして。そのたび、やっぱり男って。身体ばっかり。って

英雄、ひとついわないといけないことがある。女性は 欲のある人、そこそこ、全く興味ない人がいる。でも 男はほとんどの人が性欲ある。いや、違うな。ホルモン自体が性欲を生成してる。 一ヶ月えっちしなかったら、女性いたら誰でも、 抱きつきたくなるような、 魔物のホルモンさ。こんな 僕にでもある。たまに機械的に処理するけど、そんな 自分に嫌気がはしることも ある。

愛理、あっあ。

英雄、あ、やばい。真っ昼間から、好きな女性に対して何いってんた、僕は。 汗がとまらない。

愛理、あたしも、30代はいって、そういう話も逃げなくなったな。前だったら、 即逃げてた

英雄、だからね。えっちなしでいい人探せはいいと、 思うよ

愛理、そんなひとほんとに いるのかな

英雄、試してみる?ま、まあいいよ、断然、愛理さん を応援したい気分になったよ。本音話してくれてありがとう。

愛理、ありがとう。英雄さん、あのね。。あ、やっぱりいいです。

英雄、ん?ちょっと気になるな。せっかくこんなに、 ぶっちゃけたから、このさい全部、話しちゃったほうがいいよ。大丈夫。誰にも いわないし、あと4日で、 僕はいなくなる、

愛理、あ、ありがとう。じゃあ、いってみようかな

英雄、ばっちこーい。

愛理、うん。あの、隣のシマの横山さんなんだけど

英雄、ああ、横山がなにか?

愛理、実はあの人に一ヶ月前に告白されたの

英雄、あ?横山が?だって あいつには高田さんが。

愛理、そう、だから冗談かなと思って、私の中では、告白カウントしてないんだけど。

英雄、どうどう二股宣言か、まあ、ああいう男は、 遊びして、終わりだと思う。断わったんでしょ?

愛理、丁重にお断りしたんですが。

英雄、が?

愛理、あの人、ストーカーになってしまって。

英雄、ストーカー?どういうこと?

愛理、私はスマホはラインとかは使っていなくて、 ショートメールしか使っていないんですが。

英雄、まあ、ショートメールでも困らないよね

愛理、どういうわけか、横山、さんからショートメールくるようになって

英雄、スマホの番号どこからかばれたんだね。

愛理、高田とは別れるから付き合いたいとか書いてきて

英雄、そいつはヤバいな

愛理、電話もかかるように なって。でてないけど

英雄、それはマズいね。対処必要だね

愛理、無視してたら、私の 郵便受けに、私が自宅前の コンビニ近くにいる写真を 送ってきて

英雄、チョ、チョ、チョ。 犯罪レベルじゃないか

愛理、自宅前でいつも見られている感じで、私この人に襲われるかも、 Hされるかもと思うと恐怖で最近、眠れなくて

英雄、もう誰かに相談した?

愛理、英雄がはじめて

英雄、どうしてこうなるまで放っておいた?わかった 自分なんとかする。ちょっと愛理さんの近所の近くの 地理感わからないから、住所教えてくれる?

愛理、え?仕事は?

英雄、面接入ったといって 早退する。

愛理、でも

英雄、このままじゃ、Hされるだけじゃすまなくなるよ

愛理、わかりました。ショートメールに送ります。 電話番号教えてもらっていいですか?

英雄、電話番号は、これね

英雄は愛理にスマホみせる

愛理、。。わかりました

シーン2 愛理の家の近く、 夜

愛理はバスから降りる。周りを気にしながら足早に歩きはじめる。 横山が木の陰から現れる

愛理、ひっ!

横山、待ってたよ。やろうよ。俺とやりたそうな目してる

愛理は走り始める 横山は追いかける 突然、ライトが2人に照らされる。

警官、はい。そこの人、職務質問ね。なにやってんの

英雄、今の部分、全部記録しましたよ

横山、英雄!お前か!

警官、英雄さんはもういいですよ。私の仕事だ。 身分証明書だして。それと荷物のチェックね

横山は逃げ出す 警官が取り押さえる

警官、知らないかい?職務質問の際に逃げると、公務執行妨害ですよ。さ、あと は署で。あ、あなたたち、 2人も話聞かしてください

愛理、はい。

英雄、わかりました

シーン3 警察署の前

愛理と英雄は階段おりて、 外にでる

英雄、よかったね。これで 横山は今日付で会社首だし 電話番号を変えて、ちょっと安心

愛理、今日は遅くまでありがとうございました。

英雄、さっ、これで僕は、 なんの悔いなく職場される 今までありがとうございました

愛理、あっ。。はい。あのっ。

英雄、何?

愛理、いやっ、あの、。いいです

英雄、多分だけど、いいたいことはいいきった方が、 いいと思う

愛理、Hしないよね?

英雄、んん?Hもなにも、 僕とは、あと職場で3日会うだけだよ。そしてさよなら

愛理、わ、私、はじめて、 付き合ってもいいかな?と いう気持ちになっているの でも、Hはできないから。

英雄、ははは。Hはあまり 考えなくていいんじゃないかな。愛情表現のひとつだけと思うよ。 子供ほしいなら、克服しなきゃいけない けど。まあ、それだって、 医学の力あればなんとかなるし

愛理、付き合ってくださいませんか、Hなしで。

英雄、いいよ。勿論、自分から告白したんだし。うけてくれて嬉しいよ

愛理、いや、でも男って、 性欲が。。なんでしょ。

英雄、そしたら、君の笑顔感じながら一人で。

愛理、いや!ふふっ。今のいってほしくなかった。

英雄、ははは。まあ、まあ

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