個展少女 ミルちゃん

個展少女 ミルちゃん

平松愛理

個展少女 ミルちゃん)

平松愛理

個展少女 ミルちゃん

都心から少し離れたところにその店がある。 その店は小さな自然食レストランである。 客席の一部にものを飾れる個展を開く場所がある。

ミルちゃんは時々ここで個展を開く。 そして今日もミルちゃんはその個展の傍に座っている。

小さなそのエリアには平松愛理のCD KOBE MEETINGのTシャツ、グッツなどおいてある。

カランコロン

お客さんが入ってきた。 お客さんはその個展のエリアに行きしばらくみている。 不思議だと思ったのかミルちゃんに声をかける。

「あなたは平松愛理さんじゃないですよね?」

「違います」

「代理でやってる業者さんですか?」

「それも違います」

「平松愛理さんはここに来られるのですか?

」 「メールはしたから、日時はわかりませんが来ると思います」

「不思議だな。あなたは誰ですか」

ミルはニヤっとして答える。

「平松愛理のファンです。たまに自分の作った平松グッツもあります。 売上金のすべては震災遺児の為にたてられたレインボーハウスに寄付します」

「さらに不思議だな。ボランティアってこと?」

「ファンサイトの延長線です」

「よくわからんな。まあ売上が役立てられるならTシャツを買っていこう」

「ありがとうございます」

ミルちゃんは笑顔で対応する。

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