いくひのはまりごと

いくひのはまりごと

平松愛理

いくひのはまりごと

平松愛理

いくひのはまりごと

「何人のご利用で?」

「一人です」

「何時間ご利用ですか?」

「2時間くらいかな」

「機種はいかがいたしますか?」

「メーカーのこと?何でもいいです」

「わかりました。それではご案内いたします」

店員はいくひを案内する。 「当店はこの時間はワンドリンク制をとっております」

「あっ、じゃあウーロン茶お願いします」

「了解いたしました。何かありましたらそちらの電話からお知らせください」

店員は部屋をでる。 いくひはバックからノートブックパソコンをとりだして、 起動させた。おもむろにバッテリ残量を確認する。 起動が終わる頃、通信機器をパソコンに差し込んだ。 そして、またバックから携帯用のステレオアンプをとりだし つないだ。 いくひはインターネットつなぐと、 平松愛理ファンサイト BON CRESCENTにアクセスした。 MIDIページを開いてボリュームあげた。 いくひはカラオケマイクを持って、MIDIに合わせて歌いはじめた。 店員がウーロン茶を持って入室する。 「お待たせいたしました・・・。」 店員は不思議そうに見つめると部屋を出た。 いくひはウーロン茶をひとくち飲み、待ってもいいよ を歌う。いくひの携帯がなる。

「あ、愛理ちゃん?!え?あ、今カラオケしてんの。 そう一人カラオケ。え?待ってもいいよ。だよ。 え?カラオケリストにのってるかって? ひ・み・つ!え?きたいって?いいよ! 平松愛理の曲だいたい歌えるから!」

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