健康ランドマニア 愛理
2014年作
健康ランドマニア 愛理
健康ランドマニア 愛理
SCENE 1 都内ラジオスタジオ内
りさ: さいとうりさと
愛理: ひらまつえりがお届けする
りさ: ジョシベア。
この番組では皆様からのメールをお待ちしています。
りさ部屋と平松部屋、その他なんでも結構です。
愛理: ドスコイ
りさ: きゃははは。どすこいって。
愛理: 部屋だから。どすこい。
りさ: で、その持参のお水もって、水分補給
愛理: いや、健康かな。
りさ: 健康って、そうですよね。クレオパトラティーはどうしたの?
飽きっぽい健康オタク。
愛理: 飽きっぽいじゃなくてー
りさ: ええ?そうなのー?
愛理: いや、それはまた今度
りさ: 来週、平松さんはなににハマっているんでしょうか。
愛理: もう時間ないって。
りさ: きゃははは。ということで、また来週、お会いしましょう。
お相手はさいとうりさと
愛理: 平松愛理でした。
りさ: あの通販かうのー?ふはははー
愛理: あれいいんだからー
りさ: いひひひひ
スタッフ:はい、OKでーす。
愛理: お疲れ様です。もう11時か。昨日あまり寝てないんだよね
りさ: 健康オタクらしからぬ発言。ふへへ。
愛理: 今日これからいっちゃおうかなー
りさ: なに、ジムとか。
愛理: ジムもついてる、健康ランド
りさ: ふははは。さすが健康オタク!
愛理: ジムは昔はよくいったんだけどねー
りさ: あたしもいこう、3時間休憩もらって。いいよね?
スタッフ:15時に戻ってきていただければ。
りさ: よし決めた、どすこい平松部屋にいきまーす
愛理: そうそう、
スタッフ:車だしましょうか。
愛理: いや、自分で運転するから大丈夫です。
りさ: 運転するんだ?
愛理: 何回か関西でこすったけど。
りさ: ふはは、大丈夫かあ?心中はできないよ。
愛理: 大丈夫!平松部屋にまかせて。
前は、急ブレーキかけたら、後ろの車に追突されて
怖いかおして運転手がおりてきて、私のドアあけたら
母だった。
りさ: ふははは。それ笑い話なの?不安だなー
愛理: オオフネに乗った気分でー
りさ: ふははは。保険つかわないようにね。
SCENE 2 健康ランド前
平松さんは駐車場に車を止めて、ドアをあけて外にでる。
りささんもでる。
りさ: あー怖い、あー怖い、
愛理: そうかぁー?
りさ: きゃははは。なんかいってってみた
愛理: 華麗な運転でしょ?
りさ: 華麗え、ヘエヘえ、ヘエヘ。
愛理: ホントよ。たまにとちるだけ。
りさ: そういうことにしておきます。
店員: いらっしゃいませ。
愛理: 2人でお願いします。
店員: 靴は専用ロッカーにお入れください
ではごゆっくりなさってください。
愛理: りさちゃん、いきますよー
りさ: 愛理ちゃん、嬉しそう
愛理: もういきなり、お風呂はいっちゃう
りさ: 愛理ちゃん、ちょっと訊いていい?
愛理: ん?
りさ: ここにはよくくるの?その平松さん的に
。
愛理: ん?つまりアーティストとして?
りさ: そうそう
愛理: あまり考えたことないなー
りさ: バレない?
愛理: バレないっしょ。着飾ってるなら別だけど。
りさ: それは流石だなー。バレたときは?
愛理: ちゃんと、オシャレして、メイクして、なら
いいけど。まあ、気楽にやってるよ。
りさ: そういうとこが、天然だよねー
愛理: ん?あ、そうそ私的に好きなのは
ジェット風呂、もうがんがんあたって
内臓までほぐれる。
りさ: ないぞう? ふはははーないぞう?
愛理: あと、背もたれ湯もいいねー
りさ: 背もたれ。
愛理: なんかーぼーとしちゃう。
りさ: ぼおっとねー
愛理: 詞のフレーズ考えてたりするかなー
りさ: そこはすごいね、仕事してるんだ
愛理: いつもなにか出てこないかなーと思ってるよ。
りさ: で、どすこいで発表と、いひひ。
愛理: そう平松部屋で。入るよ。
30分後、2人、浴衣姿で、宴会場へと向かう
愛理: ここ意外とおいしいのよ。おごるよ。
りさ: ごちになりまーす。
愛理: ここに座ろう。すみませーん。
冷やし中華2つください。あと、ビールも
スタッフ:かしこまりました。
りさ: 飾らないよね。す・て・き。
愛理: 男らしいから。バレちゃうから。男らしいのは。
りさ: きゃははは。
愛理: ああ~ちょっと待って。ちょっといってくる。
りさ: なになに、どこいくの?
2人は立ち上がり、ある受付にいく。
愛理: カーペンターズのクロースツーユー
受付嬢:やった~!
愛理: キーはそのままでいいや。
りさ: 何?何?何しろうとしてる?
愛理: ちょっと酒のんで歌おうと思って。
りさ: いやいや、それまずくない?さすがに。
愛理: ん?なんで?
りさ: いや、なんでって・・。
受付嬢:もう年寄さんの演歌ばかりであきてた頃なんですよねー
りさ: きゃははは。あなた!すごい!いっちゃうかあ~!
受付嬢:もうすっきりするのよ。ほんとありがとうございます。
愛理: 何番目?
受付嬢:待ちないので、3分ほどで。
愛理: 宜しくー
2人は元の座敷に行きすわる。
りさ: 歌っちゃうー歌っちゃうー。これお金でないんでしょ?
愛理: いや、払うんだけど、カラオケだから、200円
りさ: いや、まずいって、ご年配ばかりだけど、200人いるよ。
まずいって。
愛理: 悪いことはやってないしなー
りさ: いや、すごい。
愛理: そうか~?
りさ: 愛理ちゃん、ある意味すごい人。
スタッフ:お待たせしました。冷やし中華です。
りさ: はやっ。
愛理: どうも~。あっ、お酢あります?
スタッフ: はい、こちらですね。
りさ: いやーちゃちゃっときたねー
愛理: ここは人数多いから、量産。まあ食べて。
りさ: ごちになりますー。
愛理: こういうところで休むのも悪くないっしょ?!
りさ: いや、私が愛理ちゃんが行くだろうなーと思ってたのは
普通に女性専用スパとかで華麗にと思ってたのにー
愛理: ふはは、そこもいくけどーこういうところも行く。
りさ: 新発見。さすが平松部屋。
拍手が聞こえる
愛理: あ、ごめーん。ちょっと歌ってくるー。
りさ: ほんとうに歌うんだー
愛理さんはステージに向かう。
(CLOSE TO YOU)
歌い終わり、拍手のなか、戻ってくる。
近くにいるおじいさんが割り箸に1000円札はさんで
愛理さんに渡そうとする。
愛理: あーやややや、あたし、ただカラオケ好きなだけで。
爺: いーからいーから。
愛理: ややややや、
りさ: まま、とりあえずいただけば?せっかくのご厚意だし。
愛理: あ~すみませーん。
りさ: ばれてるんじゃないか?
愛理: あたしを知ってるわけないしょ?おじいちゃんだから。
りさ: わからないよお~?
愛理: まっ、いいってことよ。
あ、麺がのびちゃう。食べるよ。
あ、そうそう!いただいた1000円でかき氷もらおう!
りさ: かき氷?健康オタクが?! いひひひひ。
さっきまで、いいお水に凝っていた人が!
愛理: 食べたいものを食べるのも健康!
りさ: ひゃはははは、愛理さん最高!
愛理: すみませーん。かき氷2つ!
りさ: お酒飲むしーかき氷食べるしーいいお水も飲むしー
愛理: かき氷もすぐでてくるよー。てんこ盛り。
りさ: てんこ盛り!
愛理: 1つ420円のかき氷だからねー
りさ: 繊細なのに豪快なんだよねー愛理ちゃんってさー
愛理: ん?
20分後、かき氷を食べ終えた2人。
愛理: はああああ~
りさ: 何?
愛理: きいん~と。
りさ: あたしも南極いっちゃったみたいな。
愛理: まあ、こんな感じ。あ、あーあの人かー
りさ: はい?
一人のおじいちゃんが近づいて話す。
2爺: どうしてたの?最近来なかったじゃないか
愛理: ああー忙しくてねー。もうそろそろ帰ろーかなー
りさ: あ、帰る、帰る、帰ろ、帰ろ。
愛理: ごめんねー。ちょっとこれから仕事なの。
2人は席をたち立ち去る。
りさ: 誰?あの爺さん。
愛理: なんか気に入られちゃったんだよねー。なんかもう家族いなくて
ここにしか行く場所なくて、
りさ: 娘になって、介護してほしいんじゃないの?きゃははは
愛理: 笑えないんだよねー。ここの場所好きなんだけどなー
あの人いるとちょっとなー
りさ: なんかされたの?
愛理: や、経験上、危険なにおいがする。
昔、外国でホテルマンに’MAY I GO TO YOUR ROOM?'
と云われたくらい危険なにおいする。
りさ: なになに?
愛理: ホテルマン、鍵持ってるじゃないですかー。だから部屋に
入られちゃうと思って、その時は野宿したけど。
りさ: 野宿!そっちもあぶなくないかい?
愛理: そう?、あの人そんな感じがしてねー。2週間ぶりだったから
いないと思ったのに。
りさ: まあ、あたしは楽しかったよ。
愛理: おおーそれはよかった。スタジオまで送るよ。
りさ: こすらないでね。きゃははは
愛理: あたしの腕信じてないっしょ。
りさ: 信じてるからー
SCENE 3 都内ラジオスタジオ内
りさ: さいとうりさと
愛理: ひらまつえりがお届けする
りさ: ジョシベア。
この番組では皆様からのメールをお待ちしています。
りさ部屋と平松部屋、その他なんでも結構です。
愛理: ドスコイ
りさ: きゃははは。どすこいって。
最近、どすこいの意味がわかってきてー
愛理: ん?何?
りさ: ひ・み・つ!女子部屋だから!来週も聴いてね!
愛理: あ、しめないの?
りさ: きゃははは。ということで、また来週、お会いしましょう。
お相手はさいとうりさと
愛理: 平松愛理でした。
スタッフ: OKでーす。
愛理: さ~あ、次はレコーディングだ~。
りさ: あれからあそこ行ってる?
愛理: ん?
りさ: 健康ランド
愛理: あーちょっとねー、変な手紙きちゃったから、やめてるんだよね
りさ: あーあのおじいさんの人?
愛理: そうそう、うちのマンションの郵便受けにまたきてよ。みたいな
手紙あったから、もういけない。
りさ: そうかー。ま、でもスーパー銭湯もこの近くにできるらしいし
600円だってよ。あそこ高いでしょ?
愛理: あそこはあそこでいいー感じだったんだけどなー
りさ: また誘ってねーきゃははは。
SCENE 4 某所スタジオ
りさ: 斉藤りさがおおくりしています。Radio i Style Focus。
今夜のゲストは、たまには、 こういう
しっとりした斉藤りさもいいでしょ? 愛理ちゃん? 平松愛理さんです
愛理: いいですよお~
りさ: うっふふ・・
愛理: 斉藤りさっておっしゃった瞬間に・・・
りさ: あ~平松愛理っていいそうになったんだ。
愛理: そう!斉藤りさってくると・・平松愛理が
おおくりしているいいそうになっちゃってんの。
すごい、条件反射でしたね。体がぽ~んって前に出たの。
りさ: すごいですねえ~。
愛理: やばいねえ~習慣って。
りさ: 今日それでいってみようか。
愛理: なははははは・・
りさ: そうそう!こんなメールが届いてます。
これびっくりするよー。トヨタ市のぷーちゃんから
愛理: ぷーちゃん。
りさ: 今夜は平松愛理さんがゲストということでメールさせていただきました
ぷーちゃんと申します。
愛理: ありがとうございます。
りさ: 私は去年まで東京にいて、とある健康ランドで働いていました。
愛理: ん?!
りさ: 私はそこで、宴会場でカラオケの受付嬢をしていました。
愛理: は?!
りさ: 私は結構前から、平松愛理さんであることを知っていました。
愛理: あらっ
りさ: でも、そんなことは気にせず、何回か、愛理さんの歌声を聴くことが
できました。私は幸せ者です。
愛理: ばれてやんの。
りさ: 私は平松さんが、ばれていようといなかろうと、関係なく、私に接して
くれたことに感謝しています。芸能人だからって偉ぶりもせず、
マイペースでお金も出ない宴会場で歌えるってすごいことだと思います。
まるでタモリさんのような近さ。決して、Mさんでなく。
愛理: タモリさん?Mさんって?・・・ああああ~なるほど。
りさ: あの健康ランドは昨年末で閉店してしまいました。
愛理: ええ?!閉店しちゃったんだー
りさ: しかしながら、そこで従業員だった彼と結婚して、こちらに
引っ越してきました。
愛理: お~めでとうございます。
りさ: 今では、すっかり、愛理さんのファンになり、秋の虹を聴いています。
愛理: ありがとうございます。ま~いい話。
りさ: という、メールなんですけど、きゃははは。これあたしがいうのもなんだけど
あたし、1回、愛理ちゃんと行ってるんだよねー。
愛理: そーそーそういうことあった。懐かし~。
りさ: 愛理ちゃんならではなエピソードだねー。
ところで愛理ちゃんは~。クレオパトラティでしょ?通販でしょ?水でしょ?
今は、何にはまっているの?
愛理: またなんでそんないかがわしい目つきで私をみるの~?